角膜・感染症セッション
宮﨑 大(みやざき だい)

略歴
| 1989年 | 大阪大学医学部卒業 |
| 1990年 | 松山赤十字病院 |
| 1992年 | 大阪厚生年金病院 |
| 1997年 | ハーバードメディカルスクールスケペンス眼科研究所 研究員 |
| 2001年 | 市立池田病院 |
| 2002年 | 鳥取大学医学部附属病院 助手 |
| 2004年 | 鳥取大学医学部附属病院 講師 |
| 2018年 | 鳥取大学医学部附属病院眼科准教授 |
| 2022年 | 鳥取大学眼科教授 |
専門医・資格など
日本眼科学会専門医
日本眼科学会指導医
日本眼科学会代議員
日本眼感染症学会評議員
日本眼科アレルギー学会理事
日本角膜学会理事
日本アレルギー学会代議員
前眼部疾患AI診断支援と医療連携 ―感染からアレルギーまで―
鳥取大学 宮﨑 大 先生
感染性角膜炎およびアレルギー性結膜炎は、視機能や患者の生活の質に大きく影響する重要な前眼部疾患である。にもかかわらず、その診断や重症度の評価、治療方針の決定には、依然として医師の経験や主観に大きく依存しており、臨床現場では判断にばらつきが生じやすい現状がある。
こうした課題に対し、近年急速に進展する人工知能(AI)技術の応用が注目されている。本講演では、深層学習による角膜炎画像の解析を中心とした画像AI、診療ガイドラインの要点抽出や診療支援を行う言語AI(大規模言語モデル)、さらに両者を統合して判断精度を高めるマルチモーダルAIの最新動向を、エビデンスに基づいて紹介する。
とくに、感染性角膜炎やアレルギー性結膜炎に対する画像AIの臨床応用例を中心に、国内外の研究成果を概観する。加えて、診療ガイドラインをベースにした知識グラフやRAG(Retrieval-Augmented
Generation)を活用したスマートガイドラインの応用、さらにWHOや国内の医療AI利用指針に基づいた制度整備の現況、今後の展望についても解説する。

