網膜・硝子体セッション
秋山 英雄(あきやま ひでお)

略歴
| 1996年 | 群馬大学医学部卒業 |
| 1996年 | 群馬大学眼科学教室入局 |
| 1997年 | 佐久総合病院 勤務 |
| 1999年- 2002年 |
群馬大学大学院医学系研究科 |
| 2002年 | 群馬大学医学部 助教 |
| 2003年- 2005年 |
Johns Hopkins 大学留学 |
| 2008年 | 群馬大学医学部附属病院 講師 |
| 2015年 | 群馬大学医学系研究科脳神経病態制御学 眼科学分野 准教授 |
| 2016年 | 群馬大学医学系研究科脳神経病態制御学 眼科学分野 教授 |
眼底血管イメージングの進歩
郡馬大学大学院医学系研究科
脳神経病態制御学講座 眼科学
秋山 英雄 先生
1960年にフルオレセイン蛍光眼底造影が開発された時、当初に認識された臨床的意義は糖尿病網膜症の早期診断法としてのそれであった。検眼鏡所見と容易に対比しながら病変を検索することが可能になり、様々な眼底疾患の診断と治療方針の確立に寄与してきた。蛍光眼底造影は眼科診療において不可欠だが、重篤なアレルギーなどの合併症が問題とされている。それゆえ、同意書の取得や全身状態の精査などに時間がかかり、頻回に検査を行うことは困難である。一方で近年、非侵襲的に眼底血管を観察することが出来る機器の開発もあわせて行われている。2018年4月、光干渉断層血管撮影(OCT angiography)が保険収載されたのは記憶に新しい。FD-OCTの登場で3次元トモグラフィーの取得が可能になると、シグナル強度の変化している場所、すなわち血液が流れている場所を検出して、それをアンファス画像として描出するのがOCT angiographyである。造影検査のようにアレルギーのリスクがなく非侵襲的に、そして短時間に、繰り返し検査できる点が大変有利とされている。どのように眼底血管を観察することができるのか、蛍光眼底造影と比べて何が足りないのか、蛍光眼底造影にとってかわるものなのか、蛍光眼底造影ではみえなかったものがわかるのか、症例提示をしながらポイントを述べていく。
2026PP18305

