視神経・緑内障セッション
芝 大介(しば だいすけ)

略歴
| 2000年 | 慶應義塾大学医学部卒業 |
| 2000年 | 慶應義塾大学病院 眼科研修医 |
| 2002年 | 国立成育医療センター第2専門診療部 眼科レジデント |
| 2003年 | 静岡赤十字病院眼科 |
| 2004年 | 大阪厚生年金病院眼科 緑内障フェロー |
| 2006年 | 慶應義塾大学医学部眼科 助教 |
| 2023年 | 慶應義塾大学医学部眼科 専任講師 |
緑内障手術治療の今
慶應義塾大学 芝 大介 先生
新しいアプローチ、工学の発展、補助療法の進歩さらには術式・手技の更新によって外科手術の進化はなされる。緑内障手術に関していえば、前房アプローチの隅角手術の発展、各種インプラントの発展、薬剤による線維芽細胞増殖抑制ならびに線維柱帯切除術の洗練、などが各要素の例として提示できる。
その他に、開発インセンティブ・環境の促進、さらには評価法の進歩なども、周辺環境とはいえ重要な役割を果たしていると考えられる。前者はリスクマネーが流入し緑内障治療機器の開発が活性化している現状が挙げられるが、逆に利益の上げられない術式は開発されにくいという問題もある。また後者はいわゆるEBMによってより評価がより的確になった事が代表的であるが、特定集団全体から得られたエビデンスが個別の症例に適応できるとは限らない。術者や患者の志向も含め、術式の種類や選その選択について、機械的でなく多様性があることは人工知能と異なる人類の利点なのかもしれない。
本講演では、緑内障術式のカテゴリーを再構成し、緑内障治療全体の中で各術式の位置づけ再整理しながら、新しい緑内障手術を紹介する。さらに進化のメカニズムに関して思案する時間を聴講の先生方と共有したい。

